こんにちわ!かずたくです。
金融庁がつみたてNISAの公式キャラクターを発表しましたね。
ワニをベースに右肩上がりの尻尾の形が積立を連想させるように上手にデザインされています。
※金融庁HPより引用https://www.fsa.go.jp/index.html
ぶたさん
このように公式キャラクターを設定し、よりつみたてNISAの知名度を上げていこうという取り組みは好感が持てます。
すでにTwitterアカウント(@Wa_nisa_FSA)も作成されて、つみたてNISAの情報を発信していくみたいですね。
なのでその流れに乗ってつみたてNISAを徹底的にわかりやすく、そして私のおすすめ金融機関や商品を理由と一緒に紹介していきます。
かずたく
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つみたてNISAとは
つみたてNISAは2018年1月より開始された制度です。
投資初心者でも手軽に長期投資ができる仕組みなっているので「よくわからないから」という理由だけで目を背けるのはもったいないです。
毎月決まった金額で商品を買い付けしていく積立投資になっていて、一般NISAとは使い方が異なります。
ここではつみたてNISAと一般のNISAを比較しながらつみたてNISAの特徴を説明していきますね。
比較表 | 一般のNISA | つみたてNISA |
利用対象者 | 日本に住んでいる20歳以上 | 日本に住んでいる20歳以上 |
年間非課税投資枠 | 120万円(年間) | 40万円(年間) |
非課税投資総額 | 600万円(120万円×5年間) | 800万円(40万円×20年間) |
非課税対象商品 | 株・投資信託・ETF・REIT | 投資信託・ETF |
非課税可能期間 | 2014年~2023年 | 2018年~2037年 |
非課税運用期間 | 投資した年より最長5年間 | 投資した年より最長20年間 |
運用者 | 本人 | 本人 |
金融機関の変更 | 可能 | 可能 |
一般のNISAとは違い、1年間の投資額は減りますが非課税期間が20年になっているので最大投資額はNISAよりもつみたてNISAのほうが多く投資する事ができます。
また、一般NISAもつみたてNISAも運用において得た利益や分配金に対して税金がかかりません!
一般NISAは最長5年間、つみたてNISAは20年間税金がかからないようになっているのでどちらも積極的に最大投資額を運用したいところですね。
かずたく
ぶたさん
運用で得た利益が全て非課税になる事がつみたてNISA最大のメリット
つみたてNISAの最大のメリットは運用によって得た利益分が非課税になる事です。
通常は投資で得た利益に対しては税金が20.315%かかりますがつみたてNISAではこれが一切かかりません。
例えば10万円の利益が出た場合は10万円×20.315%=2万315円の税金がかかります。
2万315円引かれると手元には約8万円しか残りません。
しかしつみたてNISAなら税金を支払う必要がないので10万円全部を手に入れる事ができます。
これが100万円の利益なら?約20万円の差が出てきます!
これがつみたてNISAの破壊力です。年間40万円以内の積立て投資を考えている人は絶対につみたてNISAを活用したほうがいいですね。
逆に年間40万円以上の運用を考えている人は一般のNISAがいいかもしれません。
かずたく
つみたてNISAの非課税期間の仕組み
次につみたてNISAの非課税期間の説明です。
この辺が良くわからなくてつみたてNISAをやらない人もいるのではないでしょうか?
あまり深く考えずに単純に見れば簡単ですよ。
イオン銀行の公式サイトにわかりやすい表があったので引用させてもらいました。
※出典:イオン銀行公式サイト https://www.aeonbank.co.jp/
頑張って説明すると、2018年に年間非課税枠の40万円を積立てたとします。
そこから20年間非課税期間が発生し、この間に得た分配金や売却益に対しては2038年まで非課税になります。
そして20年間の非課税期間が終わる2038年に、2018年に購入した分を売却するか、課税口座(特定口座など)に移行させてそのまま運用を続けるのかを選択します。
もちろん売却時に取得価額よりも増えていて含み益があっても、その増えた分の利益に対しては税金を取られることはありません。
売却せずに課税口座(特定口座など)に移行する場合は、移行時の価額が新しい取得価額となり、そこから増えて得た利益に対してに税金がかかるようになってきます。
ぶたさん
かずたく
ぶたさん
かずたく
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つみたてNISAは長期投資向きの商品がセレクトされている
つみたてNISAは長期投資を目的に作られた制度なので、初心者でも入りやすくなっています。
理由としては、対象商品も既存の投資信託とETFから金融庁が定める一定の条件を満たしたものだけをセレクトしてくれているので、投資初心者でも安心して選択できるようになっているんです。
- 基本はインデックス投信
- アクティブ投信は実績あるものを対象に
- 金融庁への届け出制
- 販売手数料が0円
- 信託報酬が安い
- 頻繁に分配金が支払われない
こんな感じの金融庁が出した条件をクリアした商品が並んでいます。
ただし、短期売買のようにリスクをある程度許容してリターンを狙うスタイルには向きません。
非課税枠を最大限に活かして短期でリターンを大きく得たい人は一般のNISAが向いているかもしれませんね。
イメージですがアクティブ派はNISA、コツコツ堅実派はつみたてNISAかなと思います。
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購入方法が積立て投資限定なので初心者向けになっている
本来投資は相場の状況によって価格が変動しています。
価格が安いときに買って、高いときに売れば売却益がでるかもしれませんが、価格が上がるか下がるかを常に予測するのは初心者には難しいです。
その点、つみたてNISAは投資方法を積立て投資に限定しています。
積立て投資とは「決まったタイミング」で「決まった金額」を「継続して」投資する事です。
このように積立て投資は価格が高いときは少なく、逆に安いときには多く買えるため長期的に見れば平均的な購入単価を押さえる事ができます。
これをドルコスト平均法と言います。
かずたく
ぶたさん
20年間という時間がリスクを回避する
時間には運用リスクを軽減してくれる効果があります。
つみたてNISAは長期運用に向いている商品しか買い付けできない仕組みになっているので、初心者でもリスクを下げて運用できるようになっています。
かずたく
また、長期運用を目的に行っているので途中の価格の変動に一喜一憂する事なく運用できるのも過度なストレスを感じない点でもメリットがありますよ!
いつでも引き出し可能
非課税で運用できる制度の頂点に立つのは間違いなくiDeCoだと思っています。
iDeCoは一般のNISAやつみたてNISAと同じように運用益は非課税になるのはもちろんの事、更に掛金が全額所得控除になって所得税や住民税も安くなるという大盤振る舞いの制度です。
しかしそんな素敵な制度であるiDeCoにも一度積立てを始めたら60歳まで引き出せないというデメリットがあります。
60歳まで引き出せなくても問題ない資金繰りができる人はiDeCo一択でしょうが、結婚資金や子供の大学費用を作る為に運用を考えている人にはつみたてNISAを始めるべきだと思います。
なぜならつみたてNISAはiDeCoのような所得控除はありませんが、代わりにいつでも引き出せるという特徴があるからです。
それぞれの特徴をよく掴んで、自分の運用目的に合わせて使い分けるのもいいかもしれませんね。
つみたてNISAの3つのデメリット
利益が非課税になり販売手数料や信託報酬の面で優遇されているつみたてNISAですが、もちろんデメリットもあります。
このデメリットを理解した上で、運用していく必要があります。
ぶたさん
かずたく
ここでは「20年しか運用できない」や、「投資できる金額が少ない」などではなく、実際に損失に繋がる可能性がある部分をデメリットとして記載していきます。
デメリット1、元本割れのリスク
非課税の部分を強く押し出していてあたかも利益が出る前提で説明しているように聞こえるかもしれませんが、つみたてNISAが投資である以上は運用中に元本割れする事もあります。
投資信託やETFを金融庁が定める条件をクリアしている商品がセレクトされているとは言え、利益が100%でるわけではありません。
商品を購入するタイミングや引き出すタイミングによっては損失が出る可能性は十分にあるのを理解する必要があります。
デメリット2、損益通算できない
つみたてNISAでは通常の証券口座では可能な損益通算ができません。
損益通算とは1年間の損失と利益を相殺し、差し引いて得た利益に対して税金がかかるようにする為、税金を減らす事ができます。
つみたてNISA(一般NISAやジュニアNISA含む)では投資によって損益が出たという扱いをしないので、損益通算という概念がそもそもありません。
複数の口座や商品と並行してNISA口座も運用するのであれば、損失が出ても損失分とみられない為デメリットになるでしょう。
ぶたさん
かずたく
デメリット3、計画的に積立てないと枠を超えてしまう可能性がある
つみたてNISAは長期運用を行い、複利効果でお金を増やしていく仕組みです。
そして利益に対して非課税なので、通常の積立投資よりも利益を得る可能性が高い制度になっています。
しかし複利効果を出してくれる分配金の再投資が新規買い付けと判断されてしまうのが3つめのデメリットです。
かずたく
分配金を再投資する場合も新規買い付けと判断されてしまうので、年間の投資可能枠40万円いっぱいに設定していると12月には枠をこえてしまい、投資ができないので分配金を投資する事も視野にいれて毎月の積立て金額を設定する必要があります。
その他、つみたてNISAで知っておきたい知識
つみたてNISAにはメリット、デメリット以外にも知っておいたほうがいい仕様が何点かあります。
後で困ったにならないように、私が分かっている仕様を全部書いておきます。
一般のNISA口座との併用不可
一般のNISAとつみたてNISAは併用できません。
変更したい場合は1年単位で変更することはできます。
ただし、変更しようと思う年の前年の10月~12月の間にNISA口座を開設している金融機関で変更手続きをする必要があります。
スイッチングは新規買い付け扱い
かずたく
NISA口座全部に言える事ですが、つみたてNISAで運用していた商品を売却して別の商品を購入する場合は新規買い付け扱いになります。
なので分配金の再投資と同じように、スイッチングによってその年の非課税枠40万円を使い切ってしまえばその年の積立てはできなくなります。
投資枠を使い切らなかったとしても翌年に持ち越しは不可
つみたてNISAの非課税枠は「1年間」「40万円」です。
なので今年20万円分しか積立てをしなかった場合でも翌年の非課税枠が60万円になるわけではなく、1年間40万円という枠を毎年使っていく形になります。
特定口座などで運用中の投資信託を移し替えるのは不可
ぶたさん
かずたく
ぶたさん
NISA以外の口座で運用している商品はNISA口座には移せないので、今別口座で運用している商品はそのまま運用しましょう。
確定申告は不要
つみたてNISAだけではなく全てのNISAに対して言えますが、そもそもNISA口座で得た利益に対しては税金がかかりません。
なのでNISAだけを運用している人なら当然確定申告をする必要もありません。
つみたてNISAを始めるなら楽天証券がおすすめ
実際につみたてNISAを始める場合、どこかの金融機関でつみたてNISA口座を開設する必要があります。
そこで、金融機関で迷っている人には楽天証券をおすすめします。
楽天証券の口座開設方法は「楽天証券の登録、口座開設方法を解説します。スマホでiDeCoの管理がしやすい!」で説明しているので口座開設をする人は参考にしてみてください。
楽天証券でつみたてNISAをすすめる理由は次の3つの理由があります
- 楽天証券で投資信託を保有していればポイントが貯まる
- 楽天証券×楽天銀行×毎日積立でポイントが貯まる
- 楽天カード決済でポイントが貯まる
- 貯まったポイントで投資信託が買える
この4つの理由がわかれば楽天証券でやる以外考えられません。
詳しくは別記事でわかりやすく解説しています!
☑楽天証券でつみたてNISAを始める理由を合わせて読む
≫つみたてNISAを始めるなら金融機関は楽天証券がおすすめ。独自サービスが最強

☑楽天証券でつみたてNISAの積立注文を始めるならやり方を合わせて読む
≫楽天証券でつみたてNISAが開始したので積立注文の設定方法を公開

☑楽天証券の貯まったポイントで積み立て投資サービスを合わせて読む
≫楽天証券でついに投資信託の積み立てにもポイント利用可能に。つみたてNISAにも対応!

☑楽天証券×楽天銀行×毎日積み立てでポイントを貯める方法
≫楽天証券でつみたてNISAの毎日積立を利用すれば、楽天銀行で楽天スーパーポイントが大量に獲得できる

☑楽天証券はつみたてNISAを楽天カード決済でポイントを貯めれるを合わせて読む
≫楽天証券で積立投資を楽天カード決済にすればポイント還元!メリットとデメリットは?

まとめ
長文になりましたがつみたてNISAの魅力は伝わりましたか?
最後にまとめるとつみたてNISAはこんな制度です。
- 運用益が全て非課税に
- 毎年非課税枠が40万円分
- 最大20年間運用できる
- 現時点では2037年で制度終了
- 金融庁が特定条件で厳選した長期運用に向いている商品をセレクト
- 自然とドルコスト平均法で積立てるので投資初心者向け
- 20年間という時間がリスクを軽減してくれる
- いつでも引き出せる
- どうせやるなら楽天証券がおすすめ
- 楽天証券×楽天銀行×毎日積立てはポイント製造機
- 楽天大好き
iDeCoとどちらにしようか迷われている方もいると思います。
そんな時は運用する目的に合わせて使い分ければ良いのでまずは始めてみましょう。
楽天証券×楽天銀行×毎日積立ての方法を取れば他の金融機関で始めるよりもお得なので是非試してみてください!
この記事を読んで、少しでも資産運用を始める人が増えるキッカケになれば嬉しいです。
iDeCoと比べたい方は詳細記事があるので参考にしてください。