こんにちわ!かずたくです。
以前「知らないと損をするiDeCo(イデコ)のメリット、デメリットを全部教えます」でiDeCoを詳しく記事にしました。
その時は2018年3月時点でiDeCo加入者が累計で853,723人でしたね。
あれからiDeCo公式サイトで2018年5月時点に更新されていたので確認してみましょう。(参考:iDeCo公式サイト2018年5月時点)
2018年3月 | 2018年5月 | |
第1号加入者 | 120,144人 | 126,006人 |
第2号加入者 | 710,381人 | 762,897人 |
第3号加入者 | 23,198人 | 25,976人 |
累計 | 853,723人 | 914,879人 |
2ヶ月で約6万人の加入者が増えていますね。
ぶたさん
かずたく
日本人の特徴・・それはリスクを極端に嫌う人が多い
これは企業年金連合会の出しているデータを基に作ったiDeCoの資産配分額の円グラフです。
少し見難いかもしれませんが、元本保証型が実に全体の64.6%になっています。
元本保証型とは「定期預金」や「保険」といった商品が用意されており、その名の通り拠出した分が保証されるのが特徴です。
ぶたさん
かずたく
ここではiDeCoを始める際に元本保証型を選択するのは得なのか損なのかを主観的・客観的意見を元に検証していきます。
iDeCoの事がわかる記事一覧
元本保証型のメリット
iDeCoの元本保証型には「定期預金」「積立年金」「損害傷害保険」などが用意されています。
これは取り扱う金融機関によって様々ですが主にこの3つが主軸となっています。
元本保証型のメリットを感じる部分は次の3つです
- 投資信託のように運用時期によってはマイナスになる事が基本的にないので安心
- 拠出分を確保しながらiDeCoの節税メリットを受ける事ができる
- 万が一銀行や保険会社が破綻してもペイオフや保護機構の対象になり、お金が全額、もしくは全額近く返ってくる
一番のメリットは2.の元本確保しながらiDeCoの節税メリットを受ける事ができるのが強みですね。
特に投資信託を選ぶことに抵抗があるけど節税メリットは欲しいっていう贅沢な貴方にぴったりの商品だと思っています。
元本保証型のデメリット
メリットは確かに存在しますが、反面デメリットも存在します。
私も「知らないと損をするiDeCo(イデコ)のメリット、デメリットを全部教えます」でも解説しているように元本保証型のデメリットはメリットよりも大きいと思っています。
元本保証型のデメリットは次の4つです。
- 通常金利は0.001%なので運用益は期待できない
- 元本は保証かもしれないが、拠出時に手数料が毎回167円かかるので手数料で実質はマイナス運用
- スイッチングを行った際に解約控除額がかかる場合があり、受け取った利息よりも多い事もある
- iDeCoの特徴の1つ、運用益の非課税効果が受ける事ができない
このデメリットでも書いたように、積み立て分は減らないかもしれないが金利が0.001%なので拠出時にかかる手数料だけでも利息より高い為、確実に運用益はマイナスになります。
ぶたさん
また、実行される可能性は低いですが特別法人税の恐怖も残っているので元本保証型は決して安全ではありません。
しかし、先に説明したようにそれでも日本人は目先のリスクを怖がるので、実際には元本保証型が一番選択されているのが現状です。
元本保証型は良いのか悪いのか、客観的意見を聞いてみた
私の中では100%元本保証型で運用するのは無しなのですが、将来の貯蓄額に影響する内容なのでTwitterで客観的意見を求める為につぶやいてみました。
iDeCoでダメなのは元本確保型の商品を選択する事。金利が0.01%なので毎月5000円積立て年間6万円拠出したら運用益が6円です。しかしiDeCoは積み立てる度に167円かかるので年間2004円は最低かかるので元本は保証かもしれないが、手数料で実質マイナス運用です( ´△`)長期的な運用なのでぜひ投資信託を
— かずたく@貯金箱 (@salary_chokin) July 17, 2018
こんな感じで元本保証型のデメリットを書いたうえで投資信託がおすすめだというツイートをしてみました。
かずたく
ぶたさん
結果的に色々な人がコメントをくれました。
iDeCoは受け取り時に不況の可能性もあり、必ずしも右肩上がりの経済とは限らないです。
節税額以上に投資信託で損失ということもあります。— 空のカーテン (@SoranoCurtain_) July 18, 2018
何歳で始めるかによると思っています。20代、30代であれば長期投資のメリットは発揮されると思うのですが、40代後半以降の場合、タイミングによっては不幸な結果に。原則、途中解約ができないという資金拘束のデメリットもありますし。
— 空のカーテン (@SoranoCurtain_) July 18, 2018
投資信託は長期的にプラスかどうかだ。ドルコスト平均法だとしても、失われたXX年が自分の最も都合の悪い時に来るなんてのありえる。資産運用全般に言えるが、人間には寿命があるので超長期だからそのうちプラスになるとは言えない。節税効果だけでOKなら元本確保型でもダメだとは思わない。 https://t.co/4c6qK1Lr1j
— 松本留五郎 ver2.00a1 (@cmdtyx) July 18, 2018
全て株100%で攻めるぜ‼
ヒャッハー pic.twitter.com/jbuIWzpNLT— つみたてG(長期投資中)甘味&野球投資家 (@TsumitateG2017) July 18, 2018
他にも色々なコメントをいただきましたが、思った以上に元本保証型自体がダメだという意見は少なかったです。
ただし、ほとんどの人が「元本保証型は悪くないが20代、30代の若いうちは投資信託などで運用しつつ、40代後半や50代になってから元本保証型にスイッチングしていくのが望ましい」という意見でした。
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まとめ
自分の考えだけではなく、色々な人の意見を踏まえながら元本保証型についてまとめてみます。
元本保証型のデメリットは4つありましたね。
- 通常金利は0.001%なので運用益は期待できない
- 元本は保証かもしれないが、拠出時に手数料が毎回167円かかるので手数料で実質はマイナス運用
- スイッチングを行った際に解約控除額がかかる場合があり、受け取った利息よりも多い事もある
- iDeCoの特徴の1つ、運用益の非課税効果が受ける事ができない
iDeCoはその特性上、長期的な運用を考えて仕組化されています。
せっかくの長期運用なので投資信託で複利効果を得ながらお金を増やしていけるのですが、元本保証型だと金利が0.001%しかなく全然増えません。
更に拠出時に毎回取られる手数料を差し引くと結果的にはマイナス運用になってしまいます。
しかし、節税効果が大きいので節税メリットがたくさんでる人は元本保証型でもiDeCoをやる価値は十二分にあります。
また、皆さんの意見を聞いたうえで一番良い運用の仕方を考えてみました。
20代、30代のうちは多少のリスクをとっても長期間の運用を行う事で複利効果を最大限に得る事ができます。
そして50代に差し掛かるあたりから徐々に元本保証型に運用資金の一部、または全部をスイッチングしながら資産を確保していくのが良いのではないかという結論に達しました。
始めるタイミング、現時点の自分の状況などを踏まえて「今の時点で一番自分にとってメリットがある商品」を選んでいけば良いと思います。
色々な人の意見を参考に出した結論は「元本保証型はデメリットを理解したうえで選択するのは問題ない」「一番良いのは若いうちは投資の割合を多くし、ゴールが見えてきた40代後半や50代から債券や元本保証型のようなローリスクの商品に切り替えていくのが望ましい」になりました。
iDeCoはとにかく国が作った最強の節税商品なので、まだ始めていない人は今すぐ検討してみてくださいね。
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ぶたさん