さっそくですが、あなたはふるさと納税を知っていますか?
めっちゃお得なんだよねー!よくわかってないけど!
そう、なんとなくお得なのはわかるけど「よくわからない」って人多いですよね
多分ふるさと納税という名前自体は、ほとんどの人が一度は聞いたことがあるとは思います。
でも、認知度はあるのに実際にやっている人はまだまだ少ないのが現状です。
やらない人の中には「よくわからない」や「面倒くさい」が理由でやっていない人もいるみたいですが
ふるさと納税を「よくわからない」からやらないを選択している人は、後から人生を後悔するレベルなので逃げないでください!
ふるさと納税は「よくわからない」で終わらせるにはもったいない制度です
結論から言うとふるさと納税は勉強してでもやる価値がある制度です。
ここではふるさと納税をやってみたいけどよくわからない人向けに、図解でわかりやすく説明していきますね。
- ふるさと納税自体は聞いたことがあるけど「よくわからない」から放置している人
- 興味はあるけどふるさと納税のメリットがいまいちわからない人
- やってみたいけどふるさと納税の仕組みがわからなくて放置している人
- ふるさと納税ってなんか面倒くさそうって思っている人
ふるさと納税は税金を毎年払っている人なら絶対やるべき制度ですよ
【動画版】ふるさと納税の仕組みとやり方
動画では図解をアニメーションで解説してるよー!
ふるさと納税をざっくり説明
ふるさと納税とは、ざっくり言うとあなたが応援したい自治体に寄付をする事でお礼の品がもらえる制度です。
そして寄附した分は次の税金から還付されたり控除されるので、何もしなければ毎年税金を納めるだけですがふるさと納税を使って税金を納めると返礼品がもらえる分お得なんです!
これ、すごくないですか?
どうせ税金払うなら返礼品もらったほうがお得だーーー!
毎年払う税金を先に寄附という形で好きな自治体に収めて、お礼の品がもらえる最高の制度
ふるさと納税ってざっくり言うとこんな制度です。
次からはもう少し詳しく説明していきますね
ふるさと納税は寄付する自治体を選べる
ふるさとって言うからには今住んでいるとこでやらないとダメなのー?
寄附する自治体はどこを選んでも大丈夫です
名称から勘違いされやすいのですが、ふるさと納税を行っている自治体であれば日本全国どこの自治体に寄付をしても大丈夫です。
生まれ育った故郷とか、今住んでいる街とか関係なく好きな自治体を選べますよ。
なので、ほとんどの人は返礼品を見て寄附する自治体を選んでいます
ただし、住民票を登録している自治体に対しては返礼品目的のふるさと納税はできません
また、選ぶ自治体の上限数は決まっておらず複数の自治体に寄附して返礼品をもらう事も可能です。
自治体も自分のところに寄附してほしいから返礼品も気合入りまくってるねー!
- ふるさと納税は日本全国、どこの自治体に寄附しても大丈夫
- 自治体の上限数は決まっていないので複数の自治体へ寄附可能
- 住民票を登録している自治体に返礼品目的のふるさと納税はできない
寄附した金額から2,000円を除いた分が税控除対象
先ほどふるさと納税は寄附した分が次の税金から控除されると説明しましたが、寄附した金額=全額控除ではありません。
どういうことー?
ふるさと納税は自治体に寄附した金額から2,000円を除いた分が税控除の対象になります
つまりどういうこと??
2,000円だけ自己負担があるという事です
図解にするとこんな感じです。
このように、50,000円寄附したら48,000円が税控除になるので結果的には2,000円は自己負担になるとイメージしてください。
そしてこれは寄附額関係なく2,000円差し引かれます。
なので、例えば10,000円寄附すれば2,000円は自己負担で、8,000円が税控除になりますね。
寄附する度に2,000円引かれるのー?
いや、2,000円は毎回引かれるわけではなく、1月1日から12月末までの1年間の合計寄付額に対して2,000円だけ引かれます
1回で50,000円寄附しようが、1年通して10,000円ずつ5回に分けて寄附しようが自己負担は2000円です。
なので自己負担2,000円で、それ以上の返礼品がもらえるからふるさと納税はお得なんです
- 寄附額から2,000円を除いた分が税控除
- つまり実質2,000円の負担がある
- 50,000円寄附したら48,000円の税控除
- 10,000円寄附したら8,000円の税控除
- 2,000円の差し引きは1回ではなく1年間の合計寄附額に対して引かれる
ふるさと納税の寄附には限度額がある
毎年払っている税金分、ふるさと納税やりまくればお得だよねー!
まって!ふるさと納税の寄附には限度額があるから注意!
ふるさと納税は元々支払う予定の税金を、寄附という形で納めて色々な返礼品がもらえるステキな制度です。
しかし、お得な制度だからといって好きなだけ寄附できるわけではありません。
収入や家族構成、更には住宅ローン控除や医療控除などによって寄附できる限度額が決まっているんです。
例えば同じ年収・同じ家族構成のAさんBさんが居たとします。
Bさんのほうが限度額が低くなっていますね
このようにAさんBさんが同じ年収・家族構成だとしても、Bさんが住宅ローン控除や医療費控除などあればそれだけ寄附限度額は下がります。
そして、万が一限度額を超えるとその分は全額自己負担になってしまうので注意
例えば限度額が50,000円の人を例に説明すると・・
こんな感じで限度額が50,000円の人が誤って合計60,000円の寄附をすると、限度額を超えた10,000円分は全額自己負担になります。
なのでふるさと納税をやる前に必ず自分の限度額を把握する必要があります
人によって限度変わるならどうやって調べたらいいのー!?
自分で算出するのは難しいのでシミュレーションを使うといいですよ
ちなみに、私は毎年楽天ふるさと納税の詳細版シミュレーターを使って目安を出しています。
シミュレーションをする時に用意する源泉徴収票は去年分のやつで大丈夫です
楽天ふるさと納税の詳細版シミュレーターは給与所得、譲渡所得、不動産所得など複数の収入を含めて計算できて、控除額も医療費控除、住宅ローン控除など含めた詳細金額を計算できます。
また、各情報入力項目の横にある「?」をクリックすればその項目が源泉徴収票のどの部分の数字を入力するのかもすぐにわかりますよ。
シミュレーションで算出された寄附額はあくまでも「目安」なので気をつけてください
シミュレーションで算出したのはあくまでも「去年の源泉徴収票」を使って出しています。
しかし、ふるさと納税の限度額は今年の収入に対して変わります。
なので算出した限度額はあくまでも「目安」として参考とし、実際は少し低めの金額を寄附しておくのが安全です。
\ かならず目安を出してから寄附しよう /
- 限度額を超えた分は全部自己負担になるので注意
- 年収や家族構成等で限度額は変わる
- 目安を知る為に必ずシミュレーションを
ワンストップ特例制度と確定申告
ふるさと納税の税金控除を受けるためには、ワンストップ特例制度や確定申告をする必要があります。
なんかしないといけないのー?
そう、税控除を受けるために必ず申請手続きが必要になるよ
ふるさと納税は寄附額から自己負担2000円を除く分は税控除を受けることができますが何もしなければ受けられません。
その税控除をする為の申請手続きをワンストップ特例制度か確定申告でするんだねー!
そう、自分がどっちの申請方法でやる必要があるかを知っておきましょう
- 確定申告が不要な給与所得をもらっている人
- 1年間で5つ以内の自治体に寄附する人
- 自営や副業など、もしくは必要に応じて確定申告を行う人
- 1年間で6つ以上の自治体に寄附をしたい人
会社員の人はワンストップ特例制度を利用している人が多いですね
複雑に考える必要はなくて、確定申告をしなくて5つ以下の自治体に寄附する人はワンストップ特例制度、それ以外の人は確定申告での申請になると覚えておいてください。
- 上限額内で2,000円を除く分は税金控除を受ける事ができるが・・・
- 何もしなかったら受けられないのでしっかりと申請手続きが必要
- ワンストップ特例制度か確定申告、必ずどちらかで申請
次はそれぞれの違いを説明していきます
確定申告の特徴
- 寄付する自治体の数に上限なし
- 税務署に確定申告時、寄附金受領証明書を提出
- 所得税の還付と住民税から税金控除を受ける事ができる
- 確定申告の期限は翌年の3月15日
税務署に提出する金受領証明書は寄附した自治体から送られてきます
問題なく手続きが完了すれば、当年分として支払った所得税から控除分が指定口座に還付され、翌年分の住民税から1年かけて控除を受けることができます。
ふるさと納税を50,000円分寄附した場合
ふるさと納税を50,000円分寄附した場合、自己負担2,000円で48,000円の税控除を受けることができます。
確定申告で申請した場合は所得税と住民税から控除されますよ
所得税控除の算出方法=控除額48,000円×10%=4,800円
この10%は人によっては税率が違う場合がありますが、今回は10%で計算しています。
所得税は申請してから1~2ヶ月くらいで指定口座に還付分が返金されます
今回の例えで言えば4,800円が返ってくるんだねー!
そして、残りの43,200円が翌年分の住民税から1年かけて控除されます。
今回の場合なら43,200円÷12ヶ月=毎月3,600円住民税が安くなりますね。
これが確定申告で手続きした場合の税控除の流れになります
ワンストップ特例制度の特徴
- 一年間で寄付できる自治体は5つまで
- 同じ自治体なら複数寄付しても1カウント
- 寄付の都度、各自治体に申請書を提出する
- 住民税から全額税金控除を受ける事ができる
- 翌年の1月10日必着で申請書を郵送する必要がある
ワンストップ特例制度は確定申告とは違い、1年間で寄附できる自治体は5つまでです。
同じ自治体なら何回寄附しても1カウントになります
あと、ワンストップ特例制度は寄附したら都度その自治体に申請書を提出する必要がありますよ。
同じ自治体に3回寄附したら3回申請書を送る必要があります
間違えそうだから気を付けないといけないねー
申請書はふるさと納税をした翌年の1月10日必着になるので気を付けてください。
そしてワンストップ特例制度は確定申告とは違い、住民税から寄附した分が控除されます。
ふるさと納税を50,000円分寄附した場合
50,000円寄附した場合、ワンストップ特例制度も自己負担2,000円で48,000円の税控除を受けられますよ。
確定申告と違うとこはワンストップ特例制度は住民税からだけ寄附分の税が控除されます
住民税の控除額は単純で、寄附額から自己負担分を差し引いた残りを1年間かけて翌年の住民税が控除されます。
住民税控除の算出方法=控除額48,000円÷12ヶ月(1年)=4,000円/月々
今回のケースだと毎月4,000円、住民税が安くなるんだねー!
確定申告と違い、手続きも簡単なので該当する人は素直にワンストップ特例制度を利用しましょう。
追記
2022年の寄附分から、ふるさと納税サイトや自治体によってはワンストップ特例制度がオンラインでやれるサービスを開始しました。
これまでは自治体から届いた書類を郵送して申請手続きをしていたワンストップ特例申請の代わりに、スマホからサクッと申請できるようになります。
ふるさと納税のやり方
ふるさと納税って実際どうやるのー?
直接自治体に寄付するのではなく、ふるさと納税サイトを仲介役にして手続きをおこなうんだよ
ふるさと納税をする場合、そのまま自治体に寄付するのではなくふるさと納税サイトを経由して手続きをおこないます。
ふるさと納税をする人と自治体の間に仲介役として入っているイメージですね。
実際の流れを説明していきますね
- あくまでもシミュレーションは限度額の「目安」
- サイトによって微妙に結果が違うので心配なら複数サイトでシミュレーションをする
- 算出した限度額より少し低めに見ておくほうが良い
自治体に寄附して返礼品をもらうにはふるさと納税サイトを利用すると便利です。
ネットショッピングみたいにサイトに載っている返礼品を選ぶだけなのですごい簡単ですよ。
サイトで気になる返礼品を見つけたらネットショッピングと同じ要領で、購入ボタンの代わりに寄附ボタンを押すだけです。
後日、寄附した自治体から返礼品が届きます。
我が家はいつも食材の返礼品を選択していますが、かなり量があるので到着予定日までに冷蔵庫を整理しておいたほうがいいですよ。
自己負担2,000円でこれだけの返礼品がもらえました
最後に寄附した分の税金控除を受けるためにワンストップ特例制度や確定申告で申請します。
確定申告をする場合の流れ
自分に合ったふるさと納税サイトで返礼品を選ぼう
自治体から返礼品と寄附金受領証明書が送られてきます
税務署に寄附金受領証明書を添付して確定申告を行います
確定申告を行ったら1ヶ月程度で所得税が指定の口座に振り込まれます
ふるさと納税を行った翌年の6月から住民税の控除が始まります
ワンストップ特例制度を利用する場合の流れ
自分に合ったふるさと納税サイトで返礼品を選ぼう
ワンストップ特例制度の申請書をサイトから印刷、もしくは届くので記入して提出する
ふるさと納税を行った翌年の6月から住民税の控除が始まります
どうですか?こうやってみれば思っているよりも簡単ですよね
これならできそう!!
申請の手間は少しかかりますが、それでも返礼品がもらえるメリットと比べたら大したことないですね。
ふるさと納税の注意点
ふるさと納税で注意することってあるのー?
今回説明した内容以外だと主に3つ、注意してほしいです
ふるさと納税は節約であって節税ではない
勘違いしている人が多いのですが、ふるさと納税は「節税」ではなく「節約」です。
本来住民票を置いている地域に支払う税金を、選んだ地方自治体に寄付という名の納税をしているだけですね。
なので支払うべき税金の総額は減っていません、むしろ自己負担2,000円分の出費が増えています。
ほんとだー!自己負担発生してるからマイナス!?
いや、2,000円でそれ以上の返礼品がもらえるからお得って話ね
例えば日常生活で必要なものを返礼品を選んでいけば実質2,000円なのでそれ以上もらえるなら節約になりますよね。
これをお得だからと勘違いして、必要ではないものを選んでいるならただの浪費ですよ。
欲しかったものをふるさと納税で手に入れる事ができれば、元々それを購入する為に支払う予定だったお金を2,000円に押さえる事ができるのでお得なんです。
税金の前払いなので一時的に手元のお金は減る
ふるさと納税は元々支払う税金を「寄附」という名目で先に支払う形になります。
しかし住民税控除は翌年の6月からです。例えば寄附した金額が5万円なら控除額は48,000円です。
もしワンストップ特例制度を利用した場合は、翌年の6月から次の年の5月までの1年間かけて控除額の48,000円が差し引かれます。
2018年にワンストップ特例制度を利用した場合
なので、お得だからと言って無計画にやりすぎると目先のお金が足りない・・になります
返礼品はすぐに届かないことが多い
ふるさと納税はどんどん人気がでてきているので、自治体によっては返礼品が届くのが2ヶ月以上かかる場合もあります。
「お米が切れたからふるさと納税で頼んじゃおう♪」って感覚で寄付しても2、3日以内には絶対に届きません。
楽天ふるさと納税ならこのように発送目安が記載されているのでオススメです。
ふるさと納税Q&A
おすすめのふるさと納税サイト
個人的には圧倒的に楽天ふるさと納税です
楽天ふるさと納税をおすすめする理由は大量のポイントが獲得できるのが理由です。
この場合、15,000円の寄附に対して獲得予定のポイントは2,840Pです
自己負担額以上にポイントがもらえてるー!!
このように、楽天ふるさと納税なら毎月開催している、スーパーSALEやお買い物マラソン時にふるさと納税をすればポイントが異常なくらい入ってきます。
自己負担どころかポイント(お金)をもらって返礼品をもらえるのがすごいですね
楽天経済圏を利用していない人には恩恵が少ないかもしれませんが、楽天ふるさと納税なら実質自己負担額以上のポイントがもらえて返礼品も獲得できるのが現状です。
\ 寄附すればするほどポイントが獲得できる /
楽天ふるさと納税のおすすめポイント
- 自己負担2,000円以上のポイントが獲得できる
- 返礼品のレビューやランキングがキチンとある
- 納品日の目安がキチンと記載されている
- 普段の楽天市場の買い物と同じ流れで寄付ができる
- 特集やカテゴリ検索の種類が豊富
- 自治体の数や返礼品の数が十分に揃っている
- 自治体の専用ページもあるので特色がわかりやすい
ふるさと納税の仕組みとメリット・デメリットまとめ
このように、ふるさと納税は「よくわからないから」で放置するのはもったいない制度です。
所得を得ている以上、絶対に税金を払います。何もしなければただ払うだけの税金なので、マイナスしかありません。
しかしふるさと納税を利用して払えば返礼品がもらえます。これ、どっちがいいかなんて、考えるまでもないですよね?
なので、どうせ税金を払うならふるさと納税制度を利用しましょう
仕組みがわかれば後は手続きも簡単なので、ぜひ上手く活用して家計の節約に役立ててください。
- ふるさと納税は実質自己負担2,000円で色々な返礼品を獲得できる
- ふるさと納税の寄付上限額は年収や家族構成によって変わる
- 税金控除の手続きには確定申告とワンストップ特例制度がある
- 住んでいる場所に関係なく好きな地域に寄付できる
- ふるさと納税は「節税」ではない
- ふるさと納税は税金を寄附という形で先に支払うので計画的に
- 返礼品はすぐに来ない
- 楽天ふるさと納税なら自己負担額以上のポイントが獲得できる
「よくわからない」から「やってみたい」に変わってくれたら嬉しいです
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